山本クリニック

男性専科

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陰茎ボツリヌストキシン注射

山本クリニックは、2004年からボツリヌストキシン療法を先駆的に実施し、20年にわたり1日30から40人の患者様の治療を行ってきました。 当院の山本泰久は鳥取大学泌尿器科時代にED専門外来を担当し、1990年代から陰茎海綿体へのプロスタグランディン注射療法を実施。現在も脊髄損傷や骨盤内手術後のED患者様に対して陰茎海綿体注射(ICI)による治療を提供しています。 鳥取大学泌尿器科は日本で最も早期に重症の過活動膀胱に対する膀胱内ボツリヌストキシン注入療法を導入した施設であり、山本泰久はボツリヌストキシン治療において日本でトップクラスの経験を持つ泌尿器科専門医です。 このような長年の臨床経験と専門知識を基に、当院では、2024年より新たに陰茎ボツリヌストキシン注射を開始しました。ボツリヌストキシン注射では、勃起力の向上と非勃起時の陰茎サイズの改善が期待できます。本記事では、陰茎ボツリヌストキシン注射の効果や施術方法について詳しく解説いたします。

【症例】
症例143 30代 陰茎ボツリヌストキシン注射
症例138 30代 陰茎ボツリヌストキシン注射

当院、山本クリニックについて

当院、山本クリニックでは、日本泌尿器科学会認定専門医であり、鳥取大学医学部臨床教授・地域連携教授を務める山本泰久(詳しいプロフィールはこちら)が治療を担当いたします。豊富な臨床経験と高度な専門知識を活かし、患者様一人一人に最適な治療を提供しています。 鳥取院ではソウルから米子空港への直行便があり、韓国からも多くの患者様にご来院いただいております。一方、東京院では完全予約制を採用しており、お仕事の都合に合わせた受診が可能です。どちらの院も遠方からの患者様が多く、旅行のついでにお立ち寄りいただくことも可能です。お気軽にご相談ください。

陰茎ボツリヌストキシン注射の効果

ボツリヌストキシンは神経終末に作用し、神経伝達物質のアセチルコリン放出を抑制することで、陰茎周囲の平滑筋を弛緩させ、血管を拡張して血流を確保します。 治療効果は通常3〜4週間程度で最大となり、その後徐々に低下していきますが、継続的な治療により、長期的な改善効果を維持することも可能です。 作用は一時的であり、永続的な組織の変化や損傷を引き起こすことはありません。効果の持続期間はおよそ4〜6ヶ月程度です。

ED症状の改善

勃起不全の症状改善において、陰茎ボツリヌストキシン注射は有効性を示しています。海綿体への血流が改善されることで、勃起の硬度が増し、持続時間も延長される傾向にあります。『医療機関での臨床データ』では、多くの患者様で勃起機能の改善が確認されています。 精神的なストレスが原因となっているEDに対しても、心理的な不安を軽減する効果が報告されています。また、従来のED治療薬との併用も可能であり、相乗効果が期待できます。

非勃起時・勃起時のサイズ変化

陰茎周囲の過度な緊張が緩和されることで、非勃起時の陰茎サイズが改善される可能性があります。通常、治療後2週間程度から効果が現れ始め、長さと太さの両面で変化が期待できます。 勃起時においても、血流量の増加により最大限の膨張が可能となり、サイズの向上につながる可能性があります。実際、当院でも勃起時が太くなったと言う方がおられます。

陰茎ボツリヌストキシン注射の治療の流れ

陰茎ボツリヌストキシン注射による治療は、安全性と効果を最大限に高めるため、計画的に進めていきます。

1.事前診察

治療開始前に詳細な問診と診察を行い、現在の症状、治療歴、基礎疾患、服用中の薬剤などを確認します。必要に応じて血液検査を実施し、勃起障害の程度や経過、これまでの治療効果も詳しく確認します。 患者様の期待する効果と実現可能な目標について話し合い、治療による改善範囲や起こりうる副作用を説明します。パートナーの方を含めた説明も可能です。

2.施術方法

治療当日は、まず陰茎周辺部の消毒を行い、清潔な環境を整えます。注入には極めて細い専用針を使用するため、局所麻酔は不要です。 注入は陰茎の左右と背部の計4〜6箇所に分けて慎重に行います。施術時間は2〜3分程度で、その後15〜20分の安静で治療は完了します

3.施術後の注意点

治療直後から数日間は陰茎に軽い腫れが生じる可能性があります。施術当日から通常の生活、飲酒、入浴が可能ですが、熱すぎるお湯での長時間の入浴は避けてください。治療後3日、できれば、7日間サウナの利用は控えて下さい。 運動やジムでのトレーニングは、違和感を感じる場合はご自身のペースで調整してください。性行為も当日から可能ですが、2ヶ月間は避妊をお願いしています。

陰茎ボツリヌストキシン注射の安全性と副作用

ボツリヌストキシンは、医療現場で40年以上の使用実績があり、安全性の高い薬剤として認識されています。しかし、起こりうる副作用やリスクについて、正しく理解しておくことも重要です。

起こりうる副作用

治療後に生じる可能性のある副作用としては注射部位の軽い痛みや腫れ、内出血などが挙げられます。症状の多くは、3〜4日程度で自然に改善していきます。内出血が生じた場合でも、1〜2週間程度で改善します。 まれに、一時的な排尿困難や勃起時の違和感を感じる方もいますが、通常は一過性のものとされています。過度な心配や不安は不要ですが、気になる症状がある場合は、遠慮なくご相談ください。

禁忌事項

神経筋接合部の疾患がある方や、重度の出血傾向がある方は治療を受けることができません。また、急性の尿路感染症や陰部の感染症がある場合も、治療を延期する必要があります。 抗凝固薬を服用中の方は、事前に主治医との相談が必要です。また、前立腺の治療中の方や、過去に陰茎への手術歴がある方は、詳しい診察が必要になる場合があります。

当クリニックでのリスク管理

治療に伴うリスクを最小限に抑えるため、事前の詳細な問診と検査を行い、患者様の状態を慎重に評価します。治療中は医師が細心の注意を払い、投与量や注入部位を適切に調整します。 また、治療後は定期的な経過観察を行い、予期せぬ症状や変化が生じていないかを確認します。さらに、担当医との連絡体制を整え、何らかの異常を感じた場合には、すぐに相談できる体制を整えています。

陰茎ボツリヌストキシン注射の費用

当院では、安全性と効果が実証された2種類のボツリヌストキシン製剤を採用しています。
韓国MFDS認可製剤:50,000円(税込)
アラガン社製剤:85,000円(税込)
となります。両製剤ともに、高い安全性と効果が確認されています。保険は適応外です。費用には、診察料、施術料、薬剤費が含まれています。他の治療を望まない場合には、こちらの費用から変わることはありません。

よくある質問(FAQ)

患者様からよくお寄せいただくご質問についてまとめました。治療を検討されている方の不安や疑問の解消にお役立てください。

治療を受けたことは分かりますか?

治療は極めて目立たない施術のため、他人に気付かれる心配はありません。 当院は、プライバシーに関しても万全の配慮を行っています。診察室や施術室は完全個室となっており、他の患者様と顔を合わせることもありません。また、カルテを含む診療情報は厳重に管理され、外部に漏れることは一切ありません。

効果の個人差

治療効果には個人差があり、症状の程度や原因によって改善の度合いは異なります。一般的に、陰茎周囲の緊張が強い方や、心因性の要素が強い方は、より顕著な効果が期待できます。 年齢や基礎疾患の有無、生活習慣なども治療効果に影響を与える要因となります。そのため、事前の診察で詳しく状態を確認し、効果の予測について丁寧にご説明させていただきます。

効果期間

効果は個人差がありますが、通常2週間程度で実感できるようになり、3〜4週間で最大効果に達します。効果の持続期間は平均して4〜6ヶ月程度です。 効果を維持したい場合は、定期的な治療を継続することをお勧めします。2回目以降の治療では、1回目の効果や持続期間を参考に、より適切な治療間隔を設定することができます。

まとめ

陰茎ボツリヌストキシン注射は、EDや陰茎サイズに悩む方々に向けた、安全性の高い治療法です。治療後は即座に日常生活に戻ることができ、継続的な治療により長期的な効果も期待できます。 当院では、韓国MFDS認可製剤(50,000円)とアラガン社製剤(85,000円)の2種類をご用意し、患者様の状態や希望に合わせて最適な治療プランをご提案しています。 治療に関する不安や疑問点は、医師が丁寧にご説明いたしますので、まずはご相談ください。患者様一人一人に寄り添った治療を提供し、より良い生活の向上をサポートいたします。その他の男性向け手術メニューは『こちら』をご覧ください。